アジアコース
Asian Course
多様なアジアを学び,相互理解に基づく国際交流を深めます
政治,経済,文化のあらゆる分野で,日本と近隣アジア諸国との関係はますます深まり,多様なアジアについて学び,理解することがきわめて大切な時代になっています。そこで「アジアコース」では英語,中国語,朝鮮語などを修得してコミュニケーション能力を養い,相互理解を前提とした国際交流や民間外交の推進に役立つ人材を育成します。
アジアコースはこんなコース
アジアの多様性を学べるコースです!
アジアと聞いて、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか。人気のあるK-POPや香港映画でしょうか。それとも、スパイスの効いた南アジアや東南アジアの料理でしょうか。はたまた、テレビや教科書で見た万里の長城やシルクロードでしょうか。おそらく一言で言い表すことは難しいでしょう。みなさんも金沢大学国際学類アジアコースで、そんなアジアの多様性に触れ、一緒に学んでみませんか。
コースの理念・教育目標
アジアの多様性を学び理解する教育
多文化・多民族社会を核とするアジアの多様性を理解することが第1の目標です。さらに,グローバル化が進展する現代世界において,東アジアの一国である日本の役割について考えていく必要があります。本コースでは,東アジア近隣諸国との国際理解や国際交流において日本が果たす役割の重要性を認識し,世界に通用する人材育成をめざします。
英語やアジア諸言語の運用能力の高い人材育成
今後は,世界,アジア,日本の関係について深い知識を備え,同時に,英語だけでなく中国語や朝鮮語のコミュニケーション能力をもつ人材の育成が不可欠です。そこで,英語や中国語,朝鮮語などを使って国際業務を遂行し,近隣諸国との友好関係の発展に役立つ能力を培っていきます。
教育内容
1・2年次
共通教育科目として既習の英語,未習の中国語,朝鮮語などを選択し,その他の共通科目を修得します。また,専門基礎科目として国際学入門や日本文化,異文化理解などの特色ある科目を3年次までに修得します。なお,2年次か3年次の夏休みや学期中を利用して海外での語学研修に参加すれば,これらは専門の語学単位として認定されます。環日本海地域論や現代中国論などの専門科目を修得します。
3・4年次
東アジア国際交流史や東南アジア研究などの専門科目を引き続き履修し,同時に学類共通専門科目としての多文化主義論や比較経済体制論などを修得します。また演習科目や卒業論文などにも取り組み,英語とアジアの言語を駆使する国際人となる能力を身につけます。
在学生の声
小室 舞夏さん
アジアコースでは,身近な中国・韓国だけでなく東南アジア地域など多様なアジアについて,歴史・経済・政治などいろいろな方面から学ぶことができ,英語の他にも中国語・韓国語なども身につけられるので,より国際社会で活躍できる機会を増やせると思います。またアジアコースはほかのコースより人数も少なくアットホームな雰囲気で,飲み会など皆で集まるイベントも多いので,他の学年の人とも交流できます。先生方も親切で面白く,学生たちの自主性を尊重してくださるのでとても楽しく思いきり勉学に励めます。アジア圏に少しでも興味のある方はぜひともアジアコースへ。
卒業後の進路
中国や韓国を拠点とする外資系企業、アジアに海外事業部を持つ日本企業、旅行会社、地方公務員、国家公務員、国際的な事業に関連したNGO,NPO、マスコミ、教員、国内外での大学院進学など
取得可能な資格
- 学士:国際学
- 資格:中学校教諭一種免許(国語、社会、英語)、高等学校教諭一種免許(国語、公民、英語)、日本語教育副専攻相当資格、通訳ガイド(通訳案内士)(国家試験合格を経て)、通訳士(通訳技能検定合格を経て)
コース内履修システム
1,2年次は人間社会学域の他の学類や同じ国際学類の他コースの学生と一緒に学ぶことで、広い教養を身につけますが、2年の後半から3,4年次にかけては、アジアコースを選択することで、比較少人数の専門的な学習や研究が可能になります。
コース専門科目
[2年次以上で履修できる科目]
東アジア史概説,中国現代論,アジア経済史,東アジア社会と教育,東アジア国際交流史,東南アジア研究,仏教文化論,韓国・北朝鮮研究,アジアのマイノリティと人権1・2,中国の文化と社会,地理学概論,アジア研究得論,中国語コミュニケーション,ビジネス中国語,朝鮮語コミュニケーション
英語で受講できる科目もあります。
[3年次以上で履修できる科目]
南アジア文化論,現代中国文化論,中国語表現法,現代中国時事文,朝鮮語コミュニケーション中級
アジアコース 弁納才一教授
私たちアジアコースの教員は、学生の皆さんの自主性と積極性を重視します。「自主性」とは、自ら進んで勉強する姿勢です。学生の皆さんには、教員から与えられた課題だけを片付けていくという受動的な姿勢ではなく、自分の学習メニューを自分で設定していくという能動的なアプローチを期待します。「積極性」とは、アジア各地へ足を運ぶフットワークの軽さです。在学中は、アジアについて教科書を読んで学ぶだけではなく、積極的に現地を見に行ってください。短期の旅行から長期の留学まで、いろいろな体験を通じて、本当のアジアを捉えてほしいと願います。
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