日本に留学して，苦労したこと，失敗したこと，思い通りにならなかったことは少なくありません。そのような時，米英コースの先生方や仲間が辛さを癒してくれました。米英コースは，教授を含めて全員の親しい関係が大きな魅力です。また，アメリカとイギリスを中心に英語圏の文化や歴史などについて詳しく学べます。英語の科目が多いため，留学生と一緒に授業を受け，英語でディスカッションをする力を身につけることができます。チャレンジが好きなあなたにぴったりなコースです！

卒業後の進路

外務・対外援助機関，(大学院を経て)国際機関，国家公務員，地方公務員，外資系企業および海外事業部を持つ日本企業，国際的NPOおよびNGO,マスコミ，教員，大学院進学など

取得可能な資格

• 学士：国際学
• 資格：中学校教諭一種免許(国語，社会，英語) ，高等学校教諭一種免許(国語，公民，英語) ，日本語教育副専攻相当資格

コース内履修システム

　１年次は，共通教育科目（導入科目，GS科目，GS言語科目など）を中心に，学域共通科目や専門基礎科目（国際学入門，異文化理解，日本文化など）を履修します。また，２年次からは米英コースの基礎科目である「英語圏文化論」や「米英文化関係論」などの受講を通じ，他文化についての知見を広げるとともに，自文化の相対的な理解を深めます。短期の語学研修などを活用し，英語圏社会を集中的に体験し，異文化交渉力を身につけます。
　３年次からは、政治・外交・経済という観点から米英関係の歴史を考察する「米英政治・外交論」，映画・テレビなどさまざまなメディアから文化・社会構造を問う「米英メディア文化論E」など，多岐にわたる専門科目を履修しながら，自らの進路を主体的に決めていきます。また、半年以上は派遣留学に出ます。卒業論文は，これらの学びから立てた問いを，理論的かつ実証的に解明し，世界に対する理解の幅を広げることに貢献します。

※「E」のつく科目は英語で行われます。

コースの特徴的な科目

「米英メディア文化論E」(2年次から4年次)

映画・テレビなどさまざまなメディアから文化・社会構造を問います。

「国際英語コミュニケーション」(3・4年次)

国際的な英語使用環境で〈使える〉英語力の向上を目指し，グローバルな時事問題を読み，聴き，議論することを通して英語運用能力と国際社会をめぐる基礎的な知識を身につけます。

「米英政治・外交論」 (3・4年次)

政治・外交・経済という観点から米英関係の歴史を考察します。

コース専門科目

米英研究，米英文化関係論E，イギリス地域文化論E，アメリカ地域文化論E，米英言語思想論，異文化適応論E，米英メディア文化論E，米英環境思想論E，アメリカ経済論，米英政治・外交論，英語圏文化論Ｅ，英文法教授法，国際政治史（西洋）Ｅ，アカデミック・ライティング，英語グローバルトピック，国際英語コミュニケーション

教員からのメッセージ

米英コース　デービッド・アベ 准教授

　学生の皆さんには，三つの能力の強化を通じて，世界で活躍できる人材になってほしいと願います。第一は，英語のコミュニケーション能力です。英語とは，世界で活躍するためのツール（道具）に外なりません。第二は，アカデミックな洞察力です。アメリカやイギリス，そして国際社会の変化を鋭く捉える能力は，自分の可能性を広げてくれます。第三は，日本についての知識です。日本の政治や経済，文化についての知識なしには，世界で活躍することは不可能です。私たち教員は，これらの能力を高めてもらうために，皆さんを全力で支援していきます。