オープンキャンパス
各コースの説明
国際社会コース 中島先生のお話
国際学類のアドミッション・ポリシーの1つに、「多文化や多民族、および国際社会における諸問題に積極的な興味を持つ人」というのがあります。もちろん国際社会コースも、このような人にぜひ入ってきてほしいと願っています。国際社会に興味をもち、さらにその興味を伸ばすための格好の参考となるのが、新聞、とくにその国際欄です。最近の新聞記事から3つのキーワードを取り出してみました。それらから記事のおよその内容が分かりますか。「尖閣諸島・安倍首相・中南米」、もう一つ「尖閣諸島・孔子・アメリカ」。いかがでしょうか。国際社会コースは世界の政治・経済・文化を同時に、多角的に、深く学ぶことのできるコースです。
日本・日本語教育コース 深澤先生のお話
なぜ、このコースが国際学類の中にあるのでしょうか。このコースは日本語や日本の文化、歴史、そして外国人に対する日本語教育の方法を学ぶところです。他方、国際学類とは文字通り、国際的なことを扱う学類です。ですから、日本・日本語教育コースの存在を不思議に思う人もいるかもしれません。しかし、グローバル化の時代です。日本について考えるときにも「世界」という文脈の中で考える必要があります。だからこそ、国際学類の中にあるのです。日本・日本語教育コースの在籍学生たちは、他のコースの学生と同様、外国の言語を学んだり、海外に留学したりもしています。世界に目を向けながら、日本についての知識を深めているのです。
アジアコース 弁納先生のお話
アジアコースは主にアジア地域に関することを学ぶところです。東は日本から西はトルコまでがアジア地域です。アジアは、欧米とは違って、様々な文化・歴史・言語・宗教・民族が共生する多様な地域です。 アジアコースの学生は、主に中国(北京・大連・天津・南京・蘇州など)・韓国・台湾以外にタイ・マレーシア・ベトナム・インドなどにも留学しており、中にはアメリカやフランスに留学する学生もいます。
米英コース 小原先生のお話
米英コースでは、実際的な英語というツールの徹底的な体得と、他者理解のために必要不可欠な、英語圏文化の歴史・社会・文化についての深い知識に裏付けられた、真の英語コミュニケーション能力を育成します。卒業論文研究も、政治学、言語学、映画、文学研究、文化人類学など多岐にわたります。米英コースのカリキュラムでは、例えば、映画・文学などの研究を行う場合であっても、卒業論文研究に着手するまでに、政治・経済・歴史などの他の学問領域についての専門的な勉強もしなくてはなりません。だからこそ、一般的な文化研究よりもずっと多角的な視点から研究に取り組むことができるのです。コミュニケーション・学際性の空間、米英コースで、新たな研究にチャレンジしましょう!
ヨーロッパコース 粕谷先生のお話
ヨーロッパは、現代社会で普遍的価値とみなされるもの――人権、自由、平等・・・――の多くが練り上げられたところであり、グローバル化した現代の世界標準を多く保持しているところです。その一番大きなものが「言語」だと言えるでしょう。英語は今日、世界共通語としての地位を確立していると言えますが、ヨーロッパに起源をもつフランス語、スペイン語、ポルトガル語そしてロシア語なども地域によっては英語より通用度の高い言語となっています。
ヨーロッパコースでは普遍的価値によって、またヨーロッパ起源の言語の拡がりによって、世界に視野をひろげる勉強をしていきます。