国際学類について
教員紹介
国際社会コース
加藤 篤行 准教授
国際社会コース 研究領域応用計量経済学、貿易と成長、生産性分析 |
研究の内容
応用計量経済学、特に貿易と経済成長および生産性分析を中心に実証的な研究を行っている。近年の関心事は、日本企業による東アジア地域での生産ネットワーク構築のメカニズムを明らかにし、その国内経済、および世界経済への影響をデータで示すことである。また、サービス業の生産性分析にも関心を寄せており、強いデータ制約の下で質の違いを考慮に入れたより現実的な分析を行い、日本経済の70%を占めるサービスセクターにおける生産性向上の可能性を探っている。これらの研究を通じて、グローバル化が進む今日の世界において、人口減少局面にある日本でさらなる経済発展を実現するための道筋を研究している。
主な研究成果
- “The Effect of Exchange Rate Changes on Japanese Consumption Exports” (with Willem Thorbecke), Japan and the World Economy, Vol.24 (1), 64-71, 2012.
- “Productivity, Returns to Scale and Product Differentiation in the Retail Trade Industry: An empirical analysis using Japanese firm-level data”, Journal of Productivity Analysis, Vol. 38 (3), 345-353, 2012.
- “Markups, Productivity and External Market Development of the Service SMEs” (with Naomi Kodama), Applied Economics, Vol. 46 (29), 3601-3608, 2014.
- “Effects of Exchange Rate Changes on East Asian Technology-Intensive Exports” The Journal of International Trade and Economic Development, Vol.24 (6), 809-821, 2015.
学生の皆さんへ
30歳を過ぎてから、「あのころもっと勉強しておけばよかった~(泣)」と嘆かなくて済むように、今のうちに一生懸命学んでください。
私のゼミでは、国際経済に関する様々な問題を経済学ではどのように理解するか?ということと、それを実際のデータでどのように分析するか?を学びます。TPP、日本企業の対外進出など国際貿易や対外投資、または経済成長などに関心があり、それらを分析するための実践的なスキルの習得に関心がある学生の参加を歓迎します。