高校2年のときに，フィリピンに物資を届けるボランティア活動に初めて参加し，そのときから，「国際」や「ボランティア」に関心を持って，金沢大学の国際学類に入学しました。現在は，国際社会コースの開発経済学のゼミに所属しています。開発論をしっかり学ぶ体制があることは，本当によかったと思っています。

　また自分の知識を広げるために，中国語や心理学の学習にも取り組んでいます。国際学類は，その気持ちさえあれば，いくらでも語学を勉強したり，他の分野の知識を深めたりできる環境があります。物事を多面的な視点から見られるようになることも魅力の一つです。

　中国語を学んでいることもあり，日中友好協会の訪中団に参加し，北京や敦煌，西安，上海に行ってきました。いい経験でした。訪中団の際に，文化交流として現地の大学生の前でソーラン節を披露しました。右端で太鼓を叩いているのが私です。

　もともと，支援が必要な人に対するサポートに関する活動に関心を持っています。それで，現在は，金沢市の学習支援ボランティア事業（ひとり親家庭の中学生に学習支援を行う）に参加し，2人の中学生に勉強を教えています。またアルバイトとして家庭教師と塾の事務を行っています。市の学習支援活動はとてもいい地域の仕組みだと思いますし，この活動に参加できて，やりがいを感じています。
　また様々なボランティアにも参加しています。以前21世紀美術館で「もやい展」という，福島の原発事故をテーマにした美術展があり，その際にボランティアとして物販を担当し，訪れた外国の方々の声を聴くことが出来たのが，印象に残っています。

　空き時間は中国人留学生と過ごす時間が多く，中国語を話したり，日本語を話したりしています。お互いが思っていることを率直に語り合えるので，毎回新たな発見があり面白いです。

　国際学類は，やりたいことを追求できる学類です。「国際」といっても幅広い分野ですが，入学後にいろいろな活動を通して，自分が興味があることを選んでいけるのが魅力です！