学類長の挨拶

日本のそして世界の国際化に共に貢献を! 国際学類長 志村 恵

 金沢大学国際学類は,「グローバル化が進んだ21世紀に,国際社会への洞察力を持ち,異文化との〈しなやかな共生〉を実現できる真の国際人」,すなわち「外国・異文化への関心と探求心,コミュニケーション能力を持ち,将来国際的業務で活躍できる人材」を育てることをその目標としています。そのために,国際社会と日本について多面的・総合的に学び,さらには英語を中心とした外国語コミュニケーション能力を育てる,そうしたカリキュラムを用意しています。具体的には,1,2年次を中心に学類共通科目の「国際社会系」と「日本文化系」の科目を通じて国際社会と日本についての理解も含めて国際人としての素養を身に付けてもらいます。また、2年次から4年次にかけて各自の興味・関心に応じて「国際社会コース」「日本・日本語教育コース」「アジアコース」「米英コース」「ヨーロッパコース」のいずれかのコースに所属しながら,国際社会や特定の地域,あるいは日本文化や日本語(教育)についての学びを深めます。授業は,少人数でおこなう演習を中心とした課題探求型のアクティブな学びを重視しています。
 国際学類は,定員が一学年85名と比較的少なく,学生同士が縦も横も仲がよく,お互いに刺激し合って成長しています。また,教員と学生との関係も親密で,「学び手」として対等な関係を築いています。
 国際学類は留学を義務化してはいませんが,留学を強く奨励しています。近年では,卒業段階で,交換留学を中心とした半年以上の留学は60%以上,他の海外研修を含めると90%以上の学生が何らかの海外経験をしています。学類としては,さらに留学と海外研修を質も量の両面から充実させていくつもりですし,そのためにも英語をはじめとした外国語の教育に力を入れていきます。グローバル化した現代においては,様々な課題を解決するためにも,あるいは自らの夢を実現するためにも,国境を越えて多くの人を巻き込み、協力し合わなければなりません。自分の知らない世界に飛び出し,多様な価値観を持つ人たちと触れ合うことで,自分のことや自国のことを客観的に見たり,自分の視野を広めたり,あるいは多少の困難にくじけない強い精神を育てることができます。
 2017年に設立10周年を迎えた国際学類は,この3月に第7期の卒業生を送り出しました(ほぼ100%の就職率)。卒業生たちは様々な分野のグローバルな企業で国際的(ドイツ、スイス、フランス等)に活躍し始めていますし,外務省やJICA,研究機関で活躍している卒業生もいます。今後も卒業生たちがますますグローバル人材として活躍してくれるものと期待しています。また,本学類の特徴である日本語教育の分野でも,2017年度は,合格率が20%台といわれる「日本語教育能力検定試験」に11名全員合格という快挙を達成しました。
 本学は,2014年度に文部科学省のSGU(スーパーグローバル大学創成支援事業)に採択されており,国際学類はその先導役です。将来、国際的に活躍してみたいと考えている皆さん,金沢大学国際学類で共に学び,日本のそして世界の国際化に共に貢献して行きましょう!